スポーツが好き過ぎて

スポーツ(特に野球、サッカー)が好き過ぎて、自分なりのスポーツ感に基づき、勝手気ままに書いています。 厳しめの内容もあるかもしれませんが、すべて好き過ぎるが故のことです。

【浦和レッズ】3/14 未だに見えない将来像

2018年3月14日 2018年Jリーグ杯 グループリーグ第2節

 

浦和レッズ 1ー4 ガンバ大阪

 
[スターティングメンバー]
GK 1 西川
DF 6 遠藤(HT→青木)、31 岩波、5 槙野、38 菊池(73分→李)
MF 22 阿部、15 長澤(61分→マルティノス)、10 柏木
FW 7 武富、21 ズラタン、26 荻野

[控えメンバー]
GK  28 福島
DF  3 宇賀神
MF  11 マルティノス、16 青木、18 山田
FW  9 武藤、20 李

[得点]
79分 武富


■想定していなかった立ち上がり
堀監督の振り返りですが、

「ゲームの入りが非常に良くなかった」

それは正解でしょう。
しかし、そのあとのコメントには、疑問が残ります。

「自分が考えるに、相手のプレッシャーが厳しいとは思わなかった。ビルドアップがうまくいかず、リズムを崩した。」

立ち上がりのガンバのプレッシャーに選手が動揺していましたことは明らかです。ビルドアップの質の問題ではなく、普段通りのプレーとは思えないようなボールロストが続いたことが問題で、そのまま先制を許してしまいました。
ガンバのプレッシャーの厳しさのレベルがそこまでではなかったと言いたいかもしれませんが、それ以上に、ガンバが立ち上がりからプレッシャーをかけてくることをおそらく想定していなかったのでしょう。
要するに、直近のリーグ戦でのガンバの守備的なスタンスを想定して、下がった相手に対して、どう崩すかだけを考えていたため、"まさか"の立ち上がりに選手は動揺しただけだということです。

なめていたわけではなく、想定出来ていなかった。
能力の高い選手でも、想定していないことがあるとバタバタしてしまうものです。

 

サイドバック阿部という愚行
遠藤が負傷していたことは、分かります。

しかし、それでも阿部を右サイドバックに置いたのはもはや、昨シーズンのコンサドーレ札幌戦のペトロヴィッチ氏のまさかの3人替えを越える愚行だと思います。
遠藤は、本来の適正ポジションでないサイドバックを何となくこなせてしまいましたが、阿部はどう考えてもサイド向きではありません。ジェフ千葉時代から分かっていることです。キック能力の高さからクロスの精度を期待したのかもしれませんし、守備の安定を期待したのかもしれませんが、彼はセンターポジションでこそ活きる選手です。
これ以上、自分の戦術のこだわりに選手を無理やり当てはめていくのは止めて頂きたい。

 

■2トップだけの指示で混乱
73分の李の投入で、李がズラタンに2トップと伝えていました。
2トップへの変更は、選択肢としてあり得ることでしょう。
しかし、その他の選手の役割の指示がなかったのか、荻原は自主的にサイドバックにポジションを下げ、柏木も青木とダブルボランチのような形をとっていましたが、マルティノスは右ウイングのまま、武富もインサイドハーフのままとなり、結果、右サイドに人がかたまり、左サイドには人がいない非常にバランスの悪い状態になりました。
その後、岩波と阿部のポジションを入れ替え、荻原の位置前に戻して、3-5-2のフォーメーションに変更しましたが、3バックへの変更は李を入れた時から考えていたフォーメーションだったのか?
最初から考えていたのなら、ピッチへのフォーメーション変更の指示が浸透できなかったことが、また、後から変更したのなら、2トップにするという安易な考えのみで他のポジションは検討もしていなかったことが、どちらにおいても、あまりにもずさんなベンチワークだったと言えるでしょう。
それこそ、2016年シーズンのチャンピオンシップ決勝2nd.legのようなバタバタっぷりですね。

 

■4点目は明らかに西川のミス
中村くんのプロ初ゴールをお膳立てしてしまった4点目ですが、彼のスピードとシュートの思い切りの良さは称賛に値するでしょう。また、点差が開いていていた状況下ということも考慮しなければいけないとは分かっています。しかし、中村にマークしていた阿部の立ち位置が明らかにファーを締めていた中で、ニアサイドへのゴールを許してしまったのは、明らかに西川のポジショニングのミスです。

阿部の股を抜かれてファーにシュートを打たれたら?
ファーに走っていた長沢にクロスを合わされたら?

もちろんそのリスクはあります。
しかし、それでゴールを決められたら仕方がない、決めの問題です。
あの場面では、最優先すべきは阿部がファーを締め、西川がニアをケアすることです。
もしかしたら、そういった決めがないのかもしれませんね。
西川としては、股抜きシュートや長沢へのクロスを止めるということが優先されてしまったのですからね。

以前に沖縄SVとの練習試合での高原監督の指示を思い出します。

「やるべきことをやって点を取られたら仕方がないが、やらずに取られることはやめよう!」

まずは、チームとしてやるべきことを全員で認識統一することが必要ですね。

 

■リーグ戦初勝利なるか? 横浜FM
今日は、埼玉スタジアム横浜FMを迎えての一戦です。
どちらもリーグ戦で早く勝ち点3がほしいと考えているでしょう。

横浜FMは、ポステコグルー監督の基、ポゼッションサッカーを目指して進んでいますが、これまでの試合を見る限り、オーストラリア代表同様に、ボールは持っているが、ゴールまでのイメージが出来ていないように思えます。
勝つために、ゴールを決めるためにポゼッションを高めるはずがポゼッションを高めることが目的になって、肝心のゴールを決める方法まで教えられていないのではないでしょうか。
しかし、それは変革の第1段階と捉えれば、いつ次のステップにチームとして進んでもおかしくない状況とも言えるでしょう。ポゼッションを高めることに加えて、ゴールまでのイメージが出来上がってくると、十分に上位に食い込むことが可能ではないでしょうか。

そういった意味で、早い段階で横浜FMと対戦出来て良かったと思えればよいのですが、果たして、本日の試合はどんな展開になるでしょうか?!

 

 

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