【浦和レッズ】8/15 マウリシオ初登場
2017年8月15日 スルガ銀行チャンピオンシップ
GK 榎本
DF 森脇(65分→遠藤)、マウリシオ、槙野
MF 駒井(65分→菊池)、柏木、阿部、宇賀神(78分→平川)、ラファエル・シルバ、武藤(90分+8分→長澤)
浦和 得点
90分+4分 阿部(PK)
「Vamos nos encontrar novamente nos campeonatos mundiais! Amigo!!」
後味の悪い試合となるところを浦和サポーターによるシャペコエンセへのオマージュによって素晴らしい雰囲気を取り戻すことが出来ました。やっぱりサッカーって素晴らしい!!
では、今日の試合について振り返りたいと思います。
■マウリシオの能力の高さ
まずは、浦和レッズでの公式戦デビューとなったマウリシオについて。
トラップに両サイドへの展開、前線への縦パス、ロングフィードとどれも十分な能力でしょう。特にパススピードもあるので、次に行く意識付けには繋がりやすいかと思います。
ただし、自身が前にいくイメージはあまりもっていないのかチーム方針なのかは不明ですが、基本的には攻撃時も後ろに意識を強く持っていたため、中盤でスペースが出来てしまっていたようにも思えました。
柏木がそこのスペースに顔を出すのか、シャドーが降りるのか、はたまたマウリシオが持ち上がるのか、いずれにせよ何らかの形をこれから作っていく必要があるでしょう。
4バックの左CBでのプレー経験が多いようですが、3バックの中央もある程度こなせることは分かったでしょう。今後の起用方法に注目です。
というか、那須が復帰したら4バックでもいい気がするんですけど。
■ボールロスト後の寄せは非常に良かった
今日の試合はボールロストした後の寄せがとても良かったです。ここを意識することでボールを取り返してショートカウンターに繋げることで得点チャンスは増えますし、失点も防ぐことが出来ます。シーズン当初は出来ていたことですし、是非、継続してもらいたいです。
そうそう、ショートカウンターに繋がったわけではありませんが、久しぶり(数年ぶりと言って過言ではない?!)に槙野選手が攻撃参加時にボール取られてから、必死に追いかけていたシーンがありました。こちらも是非とも継続して頂きたいです。
■カウンターがないのは守備意識?メリハリも大事です。
堀監督が就任してからというよりも、ペトロヴィッチ体制で失点が増えてきてからずっとですが、自陣からのカウンターがほとんどなくなってしまいました。これは後ろへの”意識”が強くなり過ぎていることで間違いないと思いますが、やはり攻撃のメリハリは重要です。行く時はリスクかけて行く、守る時は守る。すべてを後ろにする必要はなく、試合の中でのタイミングを考えるサッカーを実践していかないと、上位対決ではなかなか勝てないでしょう。まだまだ上位チームに対してサッカーの質においてギャップがありますので、連戦の中でもしっかりと練習を積み重ねてもらいたいです。
■やはりマークを見失う
練習の積み重ねでもう1つ、ディフェンスラインがマークを見失って、クロスに対して相手にフリーでヘディングさせるシーンがやはり目立ちます。
まだまだ構築段階とは思いますが、ここはとにかく反復訓練の中で体に染み込ませ、マークの受け渡しの連携強化を図って頂きたいです。
■最近のラファエルの雑さ
今日の試合でもそうでしたが、ラファエルの動きがシーズン当初に比べて雑になってきているのが気になります。堀監督は「本当に戦う準備が出来ている選手を使う」と就任時に明言しておりましたので、上手くコントロールしながら起用してくれることを祈ってます。
■武藤のオーバーリアクションは無駄な挑発になりかねないので控えるべき
キャンプの時にサインに応じている姿を見て、『悪い人ではない』ことは分かっています。また試合中に興奮するのも分かります。
ですが、やはり武藤選手は何かとオーバーリアクションだったり、揉めているシーンに入ってきて色々とアピールしたりすることが多いです。相手が既に興奮状態にあるので、そのようなプレーは更に相手を興奮させるだけですし、悪質なファールを受けて怪我をする可能性もあります。何より観ていて気分の良いものではありません。
今日の試合ではPKに対するシャペコエンセの選手の抗議は尋常ではありませんでした。その抗議の中に入っていって、相手選手に押された風のアピールをしたり、PK後の飛び込み時に倒されて大きくアピールする必要はなかったでしょう。
もちろん、したたかに相手のファールを誘うことなどは1つの能力ですが、あまりにも大げさ過ぎるので、もう少し控えた方がいいと思います。
色々と書いてきましたが、この後も連戦が続きますので、状態の良い選手を使い分けながら再建を図っていってもらいたいです。
浦和レッドダイヤモンズランキングへ