スポーツが好き過ぎて

スポーツ(特に野球、サッカー)が好き過ぎて、自分なりのスポーツ感に基づき、勝手気ままに書いています。 厳しめの内容もあるかもしれませんが、すべて好き過ぎるが故のことです。

【浦和レッズ】9/6 アルビレックス新潟

プロの意地に対する評価、それは雨の中、ほんの少しの望みを信じて駆けつけた2万人に満たないサポーターからの激励の拍手でした。

ナビスコカップ準々決勝、浦和レッズにとって第2戦の埼玉スタジアムでのホームゲームは第1戦の結果(0ー5)により最低でも5点が必要な試合としてスタートしました。

雨の中での試合にも関わらず、ホーム、アウェイゴール裏は両チームのベスト4進出を信じているサポーターが声援を送って会場の雰囲気を盛り上げる非常によい環境でした。

前半、スタジアムの大半(と勝手に思っていますが)の想定とは真逆に5点分のアドバンテージのあるアウェイ新潟が積極的なプレスを仕掛ける。それにつられて最終ラインでのボール回しがバタつくレッズ、まさかの展開でした。

お互いの決定機を含め、様々シーンはあったものの結果的には前半を0ー0で折り返す、浦和レッズにとっては非常に苦しい展開でした。

そんな重苦しさを打開したのは後半の李の投入でした。

日本一頼もしいホームサポーターに向かって攻める浦和レッズは後半10分、13分と立て続けに得点を決め、新潟ベンチを守備的な戦略へシフトさせる。

それでも勢いは止まらず、25分にPKを決め、残り2点まで追い上げ、スタジアムはおせおせムードに。

しかし更に守備的になったアルビレックスを攻めきれず、そのまま試合終了のホイッスル、その瞬間に浦和レッズの準々決勝敗退が決まりました。

試合終了のホイッスルと同時に倒れこむ浦和レッズ選手たちに送られたのは、もちろんブーイングの声も多少ありましたが、それをかき消すだけの惜しみない拍手でした。

それは前半の戦い方はさておき、後半のアグレッシブさとボールへの執着心を見せてくれた選手へのサポーターからの評価に他なりません。

埼玉スタジアムのキャパシティに対しては少ないと言わざるを得ない2万人という観客ですが、それでも感動に値するだけの雰囲気を作れるのが浦和レッズサポーターではないでしょうか。

それはプロの選手が意地とプライドを全面に出して戦ったことへの最大限の賛辞だったと思います。

リーグカップ(ナビスコカップ)敗退を次に活かしてもらいたい。必ず年間優勝という目標を達成してともに喜びを分かち合いたい。

カップ戦敗退チームに向けられた惜しみない拍手を背に更なる成長をとげることを浦和レッズ選手たちに期待しながら、次の試合を楽しみに待ちたいと思います。