スポーツが好き過ぎて

スポーツ(特に野球、サッカー)が好き過ぎて、自分なりのスポーツ感に基づき、勝手気ままに書いています。 厳しめの内容もあるかもしれませんが、すべて好き過ぎるが故のことです。

【浦和レッズ】5/8 ダービーを観れる喜び

浦和レッズ 1 - 0 大宮アルディージャ

ダービーってやっぱりこうでなくちゃ!!

過去最高人数の観客が詰めかけたNACK5スタジアムのファンの方の多くがそう感じたのではないでしょうか。

2014年シーズン、ダービーらしくない寂しさのあるNACK5での試合を観戦していただけに、今日のような熱い試合は、テレビ観戦ではあるものの、観ていて本当に気持ちが良かったです。

今回は上位対決でしたが、今後も順位が関係ない中でも「ダービーだけは負けられない!」という熱いダービーをJでも続けていってほしいです。

■家長、江坂のプレスへの遠藤の対応

これまであたりの強い外国人選手に対して、しっかりと対処していた印象の強い遠藤、今日もその役割を果たし、試合終盤では阿部勇樹が前線でのボールキープに参加する余裕が出来ていました。

それくらい安定感をみせている遠藤ですが、家長や江坂のプレスに対してボールを奪われるシーンがいくつかありました。今まで浦和のCBとしてみている限りであんなに簡単にボールを奪われる印象がなかったので、出しどころを探している中でのプレスのかけ方がうまかったのか、単純に遠藤が余裕を持ちすぎていたのか、いづれにしてもゴールに直結しかねないポジションなので、気をつけたいところです。

(もちろんそれ以外での貢献を高く評価した上での話です)

■柏木の右足

先制のゴールが決勝点となった柏木のゴールシーン

利き脚はどちらですか?

と聞きたくなるようなきれいにアウトにかけたシュートは、GK加藤が伸ばした手の上を越えてから軌道が変わり、ゴールへと突き刺さりました。

右足でのキックだけでなく、ボールを奪ってからそのまま前線に走り込み、ミドルシュートを叩き込む、ボランチらしいゴールという点も非常に評価したいです。

また、試合後の解説鈴木啓太のインタビューに対して「守備しないと世界で戦えない」と”世界”という言葉が出ており、すごく良い意識のなかでサッカーが出来ている証拠かと思います。フィジカルも強くなっているように見えますし、更に強いボランチ柏木として”世界”と戦っていってほしいです。

■槇野のファーストコンタクト

毎度、負けん気全開でぶつかる槇野は今日も健在でした。特に家長への試合開始後のファーストコンタクトや交代出場したムルジャへのファーストコンタクトは解説の三浦さんが話していたように駆け引きとしては重要なことだと思います。

少々、やり過ぎ感もあって、気合いを全面に出している槇野に対して家長の冷ややかな顔がなんとも印象的で笑ってしまいましたが、リーグ戦だけでなく、ACLでもこのような槇野の駆け引きは重要な役割を果たしてくれると信じています。

■熱いダービーに静かに貢献したレフェリング

球際に両チームとも厳しく対応している状況であまり笛を吹きすぎず、それでも試合をコントロールしていた山本主審も今回の質の高いダービーに貢献した一人ではないでしょうか。

ボールに当たって、レッズにチャンスを作ってしまったり、プレイオンで流すべきチャンスを止めてしまったりもしましたが、全体を通して試合にスピード感をあたえるすばらしいレフェリングだったと思います。

同じ市内で2チームがJ1に所属しているさいたま市、もちろん、ヨーロッパのダービーと比べると物足りないと評価する人もいるかもしれませんが、「Jのダービーもやっぱり楽しい!」、そして、「身近でスタジアム観戦出来るJのダービーがこれからも盛り上ってほしい!」と改めて感じた一戦でした。