スポーツが好き過ぎて

スポーツ(特に野球、サッカー)が好き過ぎて、自分なりのスポーツ感に基づき、勝手気ままに書いています。 厳しめの内容もあるかもしれませんが、すべて好き過ぎるが故のことです。

【浦和レッズ】7/17 "客観的"に観れば"普通"に良い試合

浦和レッズ 2 - 2 大宮アルディージャ

今日は”客観的”にみれば、非常に見応えのある良い試合でした。

あえて言い方を選んだのは、素直に勝てないと悔しいからです。やっぱり、J1唯一の同一市内チームのダービー、勝ちにはこだわりたいところです。

■誰もが自分が蹴ると分かっていても決め切る!

先制のFKのシーン、駆け引きを拒否し、自分の時間に入った柏木のキックは、

「分かっていても取れないとはこういうことか!」

という見本のようにゴール右隅に吸い込ませていきました。

あの場所でのFKは、

「誰がどう見ても自分が蹴ると分かっている、それでも決める!」

という強い気持ちが伝わってくるゴールでした。

観ているこちらも、柏木のFKに酔いしれたい、そんな場面でしたので、

「槇野寄ってくるな!柏木1人で決め切るシーンを観たいんだよ!」

と思わず叫んでしまいました。。。

ちゃんと決めれば!!

という前提ですが、キッカーはそれくらいワガママでよいと思います。

■どうしてそんなパス回し?!

これは完全に私の勝手な考えですが、先制点の後、西川と槇野のパス回しは何を意味していたのでしょう?相手がプレスしてこないからでしょうか?

ダービーですので、とことん攻め続けてほしい。とりあえず前半終わればいいという姿勢は、今回の試合に限っては見たくなかったです。

しかも、そんなことやって結局、前半で追いつかれるなんて、コメントのしようがありません。

■関根に一人では厳しかったのでは?

今日の大宮のサイドの守りは、関根がボールを持って前を向いてからの2人目のカバーが出来ていませんでした。本来であれば、大屋ともう一人(金澤あたりでしょうか)がカバーに行かないと、さすがに関根の独壇場でしょう!

もっともっと前半から関根は仕掛けてもよかったですし、やはり、関根に対して一人での対応は考え直した方がいいでしょう。

■冷静さを欠いた熱いプレーはただの暴走

68分、マテウスに同点弾を決められたシーン、痛がっていたものの、主審に促され、立ち上がった宇賀神が守るべき位置にいたマテウスにリスタートからパスが通りそのままの展開でマテウスにシュートを打たれてしまいました。

宇賀神が戻りきれていないのが分かっていた中でのキーパーからのリスタートで、武藤がとった行動はボールへのプレスでした。その時の武藤は、宇賀神よりも後ろにいて宇賀神の本来いるべきところにマテウスがフリーでいるのも見えていたであろうにも関わらずです。

情熱的にプレスを仕掛けるのもいいですが、試合展開を冷静に見た上でのプレーでないとただの暴走だと思います。あの場面ではしっかりとカバーに戻ってほしかったですし、失点したかどうかではなく、そういった一つ一つのプレーの質をもっともっと高めていってもらいたいです。

■ブーイングに納得がいかない背番号10

試合終了のホイッスルと共に引き上げてしまったので、直接の会場の様子ではなく、映像で見ただけですが、ゴール裏の観客からは試合後にブーイングもあったらしく、そして、その態度に背番号10が両手を広げ、首を傾げていました。

メディアの報道によると、「3連敗してのブーイングなら分かるが、5連勝しての引き分けの何が悪いのか?」と納得がいかなかった模様です。

難しいところですが、単なる1試合であれば、十分に見応えのある「次行こうぜ!」と声を掛けたくなる試合でしたが、、、ダービーですからね、勝ちたいですよね。

そんなダービーで「5連勝の後の引き分けの何が悪いのか?!」と背番号10を背負う柏木に言われてしまうと、寂しい限りです。

いい試合を見たのに納得がいかなかったのは、そのダービーへの勝利に対する私の思いと選手(全員ではないと思いますが)の思いの乖離を感じてしまったからかもしれません。

そして、逆にアウェイの大宮が最後まで勝ちにこだわって攻めてきた気迫をすごく感じ、これもまた悔しかったです。

54,000人近い観客が駆けつけたダービーマッチ、ただの1試合とみるか、大事なダービーとみるかはそれぞれかと思いますが、勝って思いっきり「We are REDS!」と叫びたかった。

あの広州恒大戦の試合終了直後のような「We are REDS!」のコールを次に経験出来るのはいつなのか、、、

先のような気持ちの乖離がある限りは、なかなか難しいかもしれませんが、早く訪れることを祈っております。