【浦和レッズ】7/19 VS サンフレッチェ広島
「ここから、もう一度強くなろう!!」
とにかく、こう声をかけてあげたいですね。
開幕からの無敗記録が途絶えてしまいました。
03-04シーズンのプレミアリーグでアーセナル成し遂げた無敗優勝の記憶が鮮明に残っていたので、
「リーグは違えど再び!!」
と、思っていたのですが、やはりいつかは負けるものですね。
試合終了後の様子でも、(高木以外の)選手たちは理解し、ある程度受け止めている様子でした。
昨シーズンまでの悔しい思いが今年のチームの強さの源と言われてきました。
今日の悔しさからまた強くなりましょう!
では、ちょっとだけ気になった点をまとめてみました。
■永田のコンディションと準備不足感(メンタル含む)
前節のロスタイムに那須が2枚目のイエローで退場となった瞬間から今日の試合開始まで、永田はどういう準備をしてきたのでしょう?自分が代わりにスタメンで出場することがほぼ確実である状況で。
これまで、那須の出場停止の機会やカップ戦を中心に出場してきましたが、そのどの試合もどこか落ち着きがない印象がありました。そして、今日もそれは変わりませんでした。
単純なところで、“一つひとつの寄せの甘さ”、“ラインコントロールの不備”、“マークの受け渡し”言ったらきりがありませんが、何よりもこの試合にかける“那須を追い抜くくらいの強い気持ち”が全く足りてないように思えます。
悪い言い方ですが、「ある程度確約されているサブのポジションに満足している。」ようにすら思えてしまいます。
あくまで個人的な意見ですし、色々な考え方があると思いますが、これからもっと浦和が強くなるためには、やはり今のスタメンに対して追い抜く勢いのサブメンバーがもっと必要だと思います。関根が平川からポジションを奪ったように。
■やはり疑問が残るPKキッカー
高木が倒されてめぐってきたPKの機会、順当なら阿部?興梠もある?と考える間もなく、興梠がちょっと高木に声をかけ、それから高木がボールをセットしました。結果論ですが、色々と理由があるにせよ、今までと異なることをして、しかも失敗してしまった。
そのあと関根のゴールがあったのでそこまでではありませんが、なぜ??が消えないPKでした。
■水本の冷静さが救った試合の雰囲気
よくあることですが、埼玉スタジアムとレッズサポーターが作り上げる独特の雰囲気は、選手や審判から冷静さを奪うことがあります。
今日もキレキレな動きをみせる武藤は、気持ちもどんどん高ぶっていき、ちょっと闘争心が出過ぎている感じがありました。(もちろん闘争心を出していくことは大事であると思いますが、、、もしくはそんな雰囲気の自分に酔っているような気も。。。笑)
その中で、31分に千葉に倒され、レフリーに訴えようとした千葉に対して飛び掛かっていきそうな武藤、そこへすかさず割って入り武藤を制した水本の冷静さは大したものでした。
いわゆる一触即発な瞬間に対して冷静に対処し、ぶつかり合いまではいかないにせよ、千葉と武藤の言い合いが始まりかねないところを絶妙なタイミングで抑えた水本のおかげで、両チームの力を出し切ったゲームが壊れることなく進行しました。
些細なことですが、非常に素晴らしい行動だと思いました。
■武藤がもたらす献身的な守備
どちらかと言えば攻撃面が中心に評価されいる“じゃない方”の武藤ですが、ディフェンス面での貢献度とディフェンスに対するセンスも評価しなければなりません。
前線でボールを奪われてからのカウンターに対して、必死に追いかけ、相手の勢いを止めるための最善の対処を尽くす。簡単な話ですが、なかなか出来ないことでもあり、そしてそれだけに非常に重要なことでもあると思います。(スタジアムもしっかりと評価してますね)
また、高木と比べてはかわいそうかもしれませんが、ボールと自分のマークする相手が見える位置まで下がってセーフティーなディフェンスが中心だった高木に対し、逆サイドの武藤は裏へのボールに対しての自信もあるのか、よりマークに近い位置で、パスカットも常に狙っている雰囲気満々のポジショニングは、ちょっとセンスな部分もあるかもしれませんが、これからもディフェンス面での重要な役割を果たすであろうと感じました。
「負けられない。。。」
そんな追い込まれた気持ちがどこか選手の自由を奪っていたのかもしれません。
これで一つ区切りがつきました。
ここからさらに強い浦和レッズになるために、チーム全体でこの成長機会を活かしてもらいたいです!